魁けない!男塾

軟弱なキャンプ日記です。

冬きゃん涙の男塾①

突然ですが、私、長男と5泊6日(11月末~12月頭)で
キャンプに行ってまいりました。
昨日生まれたばっかりなんて思っていた長男ももう6歳。
来年は小学生になってしまう(涙)ということで、
男ふたりで思いでづくりです。
(さすがに小学校は平日休ませられませんからね。)

というわけで、1年半ぶりの投稿は突然、キャンプレポートです。
しかも初の冬キャンを6歳の息子とふたりでという
かなりムチャぶりな感じです。
しかしこの1年半、いろいろありました。
収入の95%をファッションアイテムに投入するという、
”ファッションバカ”こと、元上司のH本のブログ「365日巻物ダンディ」は、
まったく更新されぬままひっそりと終了してるし、
そして! H本は元上司でなく現上司になってしまうし……。
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」ですね、ほんと。

(また長くなるので中略)
今回のキャンプ場は、wildkidsオートキャンプ場岬。
ちょっとシュールなワイルド君とキッズちゃん
(いいですねぇネーミングがストレートで)が迎えてくれる、
ほんわかとしたHPとは裏腹に、
山をひとつ切り開いたなんともワイルドなキャンプ場です。
場所は、サーファーの聖地太東岬のすぐ近く、
一番近いサイトからは海まで120歩とか書いてあります。

ちなみにリンク先は↓
http://wildkids.jp/shisetsuannai/annai.html

実はこのキャンプ場を予約する前に、
いくつか海の近くのキャンプ場に連絡をしたのですが、
12月の平日にやってるところがないんですよねぇ。
そりゃそうだ、という感じですが、
兎にも角にも「選んだ」というよりは、
「ここしかない」ということで、
息子とふたりwildkidsオートキャンプ場に向かいました。


↑到着前に昼ごはん。
魚好きの息子は
太東海水浴場近くの食堂で
マグロの漬け丼。

ブラックバスがよく釣れるという池の横の細い道を抜け、
ワイルド君とキッズちゃんが描かれた看板を抜けると
右手に管理棟があります。
ここでまず驚かされるのが、
猫の多さ。
販売している薪の上、管理棟の脇、
もうかなりにゃあにゃあな感じです。
しかもオートキャンプ場でクルマに慣れているせいか、
近づいてもどいてもくれません。
仕方がないので、恐る恐る轢かないように管理棟横にクルマを停めると、
がらっとドアが開き、中からいかにも千葉のおっちゃん然とした
おじさんが出てきました。
どうやら、この人があのほのぼのとしたワイルド君とキッズちゃんを
擁するwildkids岬のオーナーのようです。

「土曜日まであんたらだけだから、
好きなサイト選んでいいよ」と開口一番オーナー。
なんと、まるまる4日間、この山ひとつが
私と息子ふたりだけのもの!
なんとも贅沢ですねぇ。
とは言うものの、一応冬のキャンプと言うことで
オーナーのおすすめは、池に面した芝生のサイト。
ここだと海からの風を山が遮ってくれるので、
夜も快適に過ごせそうです。

息子も「ここがいい」と即決しましたが、
「せっかくだし奥まで見てみようか」とクルマに乗り込みました。
山をひとつ切り開いたというだけあって、
キャンプ場はひろい、ひろい。
オーナー推奨のAサイトからうねうねと山を登り、Bサイトを抜けると、
頭上に橋?があります。
そこから細い道をまたまたうねうね行くと、
湖側とは反対の海側斜面にあるCサイトに到着です。
このCサイトの一番奥にあるのが海から120歩!のCの11~13。
サイトからも常に海が見えているという
景色だけで言えば、最高のサイトです。
もちろん長男は大興奮。
夜の寒さ、海風のことになぞ、
「海が見えるところでキャンプする!」と
興奮している6歳に想像が及ぶわけがありません。
というわけで↓のサイトに決定しました。
「土曜日まであんたたちだけだよー」と言うオーナーの
言葉に甘えて、3区画全部使用することにしました。
って、たとえこの時期にキャンプに来ても、
わざわざ外房に面したこのサイトに来るキャンパーなんて
いるはずがありません。


↑着いたときは天気がよかったので、
見た目は快適そうです。


↑サイトからは海が一望。
設営する前に早速海へ出かけました。
と言っても、もう11月末ですが。


↑今回の全荷物。
釣りもしたいというので、
ロッドやらクーラーボックスやらで
かなり大荷物です。

学生時代以来20年ぶりの、
ファミキャンとしては初の冬キャンとなる今回ですが、
装備は特にいつもと変わりありません。
完全に冬キャンをなめてます。
一応、アメドにメッシュエッグを連結し、
アメドのなかには、ビニールシートを敷き、
そのうえから帆布製のシートを敷きました。
あいかわらず2バーナーを持っていないので、
メインは焚き火です。
なんとなく長男も設営を手伝ってくれて、
1時間半ほどで設営完了。
近くのスーパー、レオに買い出しに向かいました。
メニューはずばり豚汁です。
何しろこれから買い出しに行って、
海に行って(なんで!)、
火をおこして、となると、
メニューの選択肢は豚汁しかありません(苦笑)。
ふだんは地産地消を心がけているのですが、
残念なことにスーパーレオには、
北海道のじゃがいもやら、
長野のネギやらしかありません。
しかし背に腹は代えられないと言うことで、
豚汁の材料と大量のアルコールを購入してキャンプ場に戻りました。

着いた途端、息子が「海に行きたい」と言うので、
早速近くの海へ。
さすが外房、荒れてますねぇ。
波が岩を打って「ばしゃーん、ばしゃーん」です。
白波が立ってますよ、白波が。
息子は海岸に降りて、貝殻を拾ってます、しかも草履で。
相変わらずですね、まさにワイルドキッズです(笑)。

サイトに戻って準備を続けていると、
向こうから軽トラが近づいてきました。
「なんだ、なんだ」と思っていると、
降りてきたのは千葉然としたオーナーでした。
「どこ探してもおらんもんで、
こーんなとこにおったんかぁ?」
と24時間海風が吹き付ける過酷なサイトを選んだ親子にやや驚き顔。
「息子が海の近くがいい」と言うんで、
と応えると、
「あんたも好きだねぇ」となんだか
エッチっぽい言葉を残して去っていきます。
「あんたも好きだねぇ」と言われても……(苦笑)。
(「1日目夜」に続く)


↑アメド+メッシュエッグ。
久しぶりにメッシュエッグ持ってきました。
あー、タープにしなくて良かった。


↑写真で見ると穏やかなんですが、
波が岩にどーんと!